当院の園芸療法

園芸療法とは、“花と緑で人を癒す”療法です。

 

当院では草花や樹木などの園芸植物を通じて、患者さんの心の健康、体の健康、社会生活における健康の増進を目的に園芸療法に取り組んでいます。
具体的には当院の庭に様々な樹木やクレマチス、草花を植栽しています。

 

昔から、『病(やまい)は気から』という言葉があるように、気が滅入っていたら、次々病気になっていくことがあります。
落ち込んだりしているときに、庭の樹木の葉や美しい花を見てもらうことで心をリフレッシュし、病をはねのけてほしいという思いで、庭に色々植栽しております。

 

また、園芸療法は認知症治療にも効果が認められています。
美しい花や景色をみて脳が刺激されることがいいのでしょうか。
当院に通院されている患者さんの認知症予防にもいいのではないかと思っております。

 

 

 

 

花に興味がない患者さんにも、是非その一瞬の儚い美しさに魅力を感じてほしいと考えております。

 

クレマチス花フェスタの開催

2024年5月に当院の庭で園芸療法の一環として、『クレマチス花フェスタ』を開催しました。
当院の患者さんにクレマチスや宿根草・一年草の花を存分に楽しんでもらおうと思い、行った企画です。
大変好評で、みなさん満足されておりました。
花屋さんにも来ていただきました。開花鉢のクレマチスは完売したとのことです。

 

 

(左)クレマチス花フェスタの様子 (右)当日の庭写真

 

 

 

病院庭の花

当院で特に多く植栽されている花としては、クレマチスがあります。
これは、開院時に何気なく植栽したつる性の花なんですが、次の年にはあまりの美しさに衝撃を受け、そこから様々なクレマチスを購入し、病院の庭に植栽していっております。
現在は自宅の庭を合わせて400種を超えるクレマチスを路地植え栽培しております。

 

クレマチスの原種の1つであるカザグルマは日本原産の植物で、古来から親しまれてきた植物です。
現在は中国やヨーロッパやアメリカ大陸のクレマチスと交配され、多くの園芸品種が作出されています。
どれも特徴があり美しい花であるため、一度自宅に植栽してみてはどうでしょうか?

 

 


クレマチス デニーズダブル

 

 

秋から冬にかけては色々なビオラも植栽しています。

 

 

冬には毎年活躍してくれるノースポール

 

 

一年中何かの花が咲いているような庭の目指しております。

 

病院庭の樹木

病院側にある樹木としては、
3本のオリーブ、ジューンベリー、クロモジ、アオダモ、シマトネリコ、ユーカリ グニー、ドウダンツツジ、ハクサンボク、オガタマ ポートワイン、アーモンド、ヒメシャリンバイがあります。
和洋折衷で、常緑・落葉とそれぞれにその季節の魅力をつたえてくれる樹木です。
新緑の季節はそれはそれは葉が美しく、元気を与えてくれます。

 

 

<注意>
あくまで当院に通院している患者さんに対して行っている取り組みですので、花だけを見に来ることは控えてください。
写真をSNSなどインターネット上に公開させることもやめてください。


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