インフルエンザQ&A
1.発熱はどの位続くの?
⇒通常3日で解熱します。それ以上続く場合はインフルエンザではないかも。
2・ワクチンを打っていればかからない?
⇒そんなことはありません。
ワクチン株が流行株に一致していれば70-90%防げます。
(ただ、一致していなければ0-50%の予防率しかないです)
3.いつ打ったらいいの?
⇒10月中旬〜11月末くらいがいいと思われます。
ワクチンの効果は摂取後2-4週間〜5カ月間程度効果が持続します。
4.結局ワクチンは打った方がいいの?
⇒打った方がいいです。下記の効果が期待できます。
・罹患の可能性が減り、かかっても重症化が防げる
・合併症の可能性も下げる(肺炎、脳炎など)
5.ワクチンを接種したほうがいい人は?
⇒・生後6か月-5歳未満の乳幼児、50歳以上の成人
・基礎疾患のある人(慢性呼吸器疾患、心疾患、腎疾患、神経疾患、血液・代謝性疾患、喘息、糖尿病)、免疫不全のある人
・インフルエンザ流行期に妊娠中または妊娠予定の人
・長期療養施設に入所中の方
・上記リスク患者を取り囲む人(医療従事者、上記患者の介護者や保護者、家族など)
6.こどもは2回接種?何歳から?
⇒13歳未満は2回接種を推奨されています。13歳以上は1回です。
2回打つ場合は、2〜4週後に接種します。
7.妊婦の治療は?
⇒どの抗インフルエンザ薬も使用は可能です。
アメリカ食品医薬品局(FDA)では抗インフルエンザ薬の中では、吸入薬のリレンザが推奨されています。
8.授乳中の治療は?
⇒授乳中でもすべての抗インフルエンザ薬を使用可能です。
その中でもリレンザやイナビルは吸入薬であり、局所作用であるため、母乳による胎児移行が極めて少ないといわれています。念のため、吸入して2時間たってから母乳をあげてください。
9.インフルエンザの異常行動って?
⇒・突然立ち上がって部屋から出ようとする。
・興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからないことを言う。
・興奮して窓を開けてベランダに出ようとする。
・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない。
・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す。
・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る。
・突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする。
上記のような症状が起こる可能性があります。
インフルエンザによる異常行動による転落などの事故を防止する目的で、少なくとも発症から2日間、保護者などは小児・未成年者が1人にならないよう配慮してください。