暴言撲滅運動

当院の方針としては、来院される全ての患者さんを診察する方針です。

 

しかしながら、一部の患者さんで当院の従業員に心無い言葉や暴言をはかれる方がいます。
開院2年半で10000人近くが来院されており、そういった方は20人程度です。

 

当院の従業員に暴言をはかれる方、態度が著しく悪い方は次回からの診察をお断りしております。

 

こちらに非があるときには謝罪します。
こちらの対応に非がない、もしくは軽微なミスしかしていない場合に対して暴言をはかれる方が対象となっております。

 

グーグルなどの悪質な口コミに対しても適応します。
口コミ情報もこちらでは誰が書いたか特定できることが多いため、匿名で掲載されていてもご注意ください。

 

2年半で10人程度の方を来院禁止にしております。

 

当院でブラックリストに載った方の情報は、他の医療機関の先生にも共有致しますのでご注意ください。

 

この運動は、そのような攻撃的な方の意識変革を促すと信じています。
最低限の礼儀があれば問題ありません。
当院や他の医療機関の医療職の方が不快なく笑顔で診療できるように願い、公開しました。

 

 

なぜそんなに傲慢?

日本では『お客様は神様』という変わった文化が浸透しており、それが傲慢な人を生む原因の一つと考えます。
私は30か国以上の国に行っていますが、このような文化は日本のみとなっております。
おそらく江戸時代の士農工商制度から根付いたものと思われます。
『お客様は神様』文化の影響か、本人の問題か、一部の方が非常に傲慢になっております。

 

 

基本的に自分が出来ないことを人や店に頼むとき、それをしてもらった時に感謝の気持ちが必要と考えています。
それは医療に限ったことではありません。
スーパー・服屋・コンビニ・ホームセンター・電気屋さんなど小売店、飲食店、理容院・美容院、電気・水道・ガス会社、配送業者、市役所など全ての分野に及びます。
スーパーで野菜を買い、店員に御礼をいうときはそれを作ってくれた人たち、輸送してくれた人たちにも感謝をしているということです。
お金はその対価として支払うもので、私はお金を払えば感謝しなくていいとは考えません。
私も買い物をしたときや、何かをしてもらったときには、数十年来必ず御礼を言うようにしています。

 

感謝の気持ちが微塵もない方がクレーマーとなっていくのでしょう。
何かしてもらったら感謝の気持ちを伝えるというのは世界中で当たり前のことです。

 

店員の些細なミスなどで激昂している人をみると、いたたまれない気持ちになります。
店員をストレスのはけ口にすることが常態化している人も、どこでも物が買えなくなってきたらそういった態度を改めるのではないかと思います。

 

この運動を通じて、日本の行き過ぎた『お客様は神様』文化を是正し、悪質クレーマーの被害者でもある労働者の状況を少しでも改善できたらと考えております。

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